何故、生きているのか
なぜ生きているのか。
誰にもわからないし、意味がないことなのかもしれない。
誰もが頼まれず勝手に産み落とされて、死ぬまでなんやかんややってく。
終始どうでもいいことに振り回され、どうでもいいことに悩まされる。
そして気付く。それには何の意味もないことを。
結局みな灰になっていく運命なのに、どうして異常なまでの拘りを持ってしまうのか。
どんなに金銀で装飾して、何処よりも高い建造物を建てたところでいずれ朽ちてく。
そんなものも上空から見ればあっけなく周りの景色にとけて見えなくなる。
意味なんて無い。だけど、そこに関りが少なくともあるから価値がある。
生まれたときから家族というコミュニティに入れられて、学校、職場、より大きいグループに属する。
それ一つに意味はないが、相互に影響を与えるから価値が生まれる。
結局みな灰になっていく運命なのに、どうして異常なまでの拘りを持ってしまうのか。
それは、自分の見えてる世界がすべてだから。
自分が感じていることがすべてだから。
生きているうちにしか変えられないし、死んだら変えられなくなる。
誰かになることなんてできないし、誰かを変えることはできない。
だからといって好き勝手し放題にもできない。
利己や利他、矛盾に併存、格差に平等の狭間で今日も悩み苦しみ生きていく。